2002年 第30回JALホノルルマラソン ツアー御招待 参加レポート

2002年12月6日〜12月11日マハロ菊池/写真:ホブロン石郷


鰻でとりあえずビタミンA, Eとカルシウム摂取だな。
DHAも豊富だしね。おいしい大盛ご飯でカーボローディング。

別にここまできてインターネットせんでも。
おい、パスポート忘れるなよ。

無駄に広いです。JALのビジネスクラス。もう降りたくないね。

DFS4Fでのマラソンツアー説明会
羽毛布団買わされそうな雰囲気

グレービーソースのかかったパンに挟まった牛ステーキ。

ワイキキホブロンホテル25階の部屋からの眺め。充分「海が見える部屋」といえます。

12月6日(金)移動日
朝通常通り6時30分起床。午前10時成田へ出発。成田といえば鰻です。昼はうな重大盛りです。ゆっくり鰻を食してのち、いつものサンエイパーキングに電話して成田空港へ。営業部長(駐車場社長の奥様か)に7000円の駐車代を払って車を預けたらAVAの集合カウンターへ。JALの航空チケットを受け取り座席指定を受け、荷物を預けてパスポート見せて出国。成田空港はWi-Fiでの無料LANがあるとのことなのでiBookで試してみたがうまく行かないのでYahooCafe
でPCを借りて時間つぶし。飛行機に入ってみるとなんとビジネスクラスじゃありませんか。さすがナイキの御招待選手である。6時間ほどの快適すぎる空の旅の後ホノルルへ到着。実際にはここで日本時間では7日になってるわけですが日付変更線をまたいだため、ハワイに着くともう1回6日金曜日の朝になってる。入国審査で旅の目的を聞かれたら今回観光じゃなくってホノルルマラソン走りに来ましたって言わないといけないのか3秒考えたが、滞在日数と宿泊先しか聞かれなかった。さて、到着後バスでDFS4Fにてツアー説明を受けた後午前中にマラソンコースの下見にバスで行く。こりゃフルマラソンのコースは結構長いぞ。あたりまえか。午後ナイキタウンでマラソン直前セミナーを聞く。ついでに本番で着るウェアを調達。ホテル近くのレストランで昼食。食パンにステーキが挟まっていて、そこにシチュー(グレービーソースなのか)がかかってる変な食い物がでてくる。午後3時にホテルチェックイン(ワイキキホブロン)。思ってたよりいい眺めに満足。チェックイン後部屋にキッチンがついていたので、冷蔵庫の大きさをチェック後アラモアナショッピングセンターのフードパントリーに買い出しに。おっとそうだ、買いだし前によめさんに頼まれていたルイヴィトンの超高級バック購入。そんなわけでルイヴィトンの紙袋をもってパンやハム、牛乳をスーパに買いに行く変な日本人になってしまいました。ランニングは夕方アラモアナパーク+マジックアイランドを1周約7kmくらい、超スローペースだが時差ボケを解消するにはいい運動。まあ、とりあえず「ホノルルでジョギングする」というジョギングを始めた時に考えた夢をひとつ達成。長谷川理恵さんご一行も同じ場所を同じころに走りにきていました。夕飯は部屋で調理。牛肉が安いのでついつい食い過ぎてます。やたら長い金曜日の22時、それなりに疲れて就寝。

ホテルにキッチンって、小さくてもあると便利なんですよぉ。

ナイキアウトレットで900円で買った地下足袋スニーカに白い短パンでルイヴィトンでバック買って、スーパで買いだしの変なおじさんの図。

とりあえずアラモアナビーチでひとり時差解消ジョギング。

キッチンで分厚いステーキを焼くホブロン石郷。妙に塩加減と焼き加減にこだわる男。本来レース前は炭水化物を多めにするべきだが、アメリカで牛肉食わないなんて我慢できない。

牛肉と格闘中。ちゃんと太巻きで炭水化物も摂取してます。


ダイヤモンドヘッドから上がる日の出。明日はどの辺で遇うことやら。

カピオラニ公園では、XAXと書かれたハッピ姿の戦闘員にら致された日本人ランナーを数多く見ました。XXXじゃなくって良かった。

ロイヤルハワイアン前をジョギングの図。
ちょっとわざとらしいぞ、きみ。

12.7(土)調整日
6時30分起床。7時をすぎて明るくなってからワイキキプリンスの横のヨットハーバー側から浜辺に出てワイキキを抜けカピオラニ公園までジョギング。さすがに明日がマラソンなのでそこら中にジョギングする人がいて異様な雰囲気。過去3回ハワイには来てるんですが、こんなワイキキは初めて見ました。ジョギング後シャワー浴びて朝食。ちなみにワイキキホブロンの泊まった部屋にはバスタブがあったが、お湯の溜められない仕様になっていました。(こんなホテルはじめてよ)よってシャワーのみです。この日の朝食は昨日フードパントリーで買ってきておいたパン、バナナ、チーズ、ハム、ウインナー、牛乳、グァバジュースに朝ABCで購入したグリーンサラダとパパイヤで1200kcal程度摂取。明日のために普段より多めに食っております。朝食後アラモアナビーチへ。午前中いっぱい積極的休養ってことで浜辺で昼寝。昼はえぞ菊セットでカーボローディング。できればセットは自慢の味噌にして欲しいですね。昼食後DFS4階でメールチェックと会社のパソコンが動いてるかチェック。30分4ドルでした。午後はワイキキを散歩後夕食の牛肉を買ってホテルに帰って早めに夕食をとり8時就寝。なにせ明日は朝5時スタートなので朝2時に起こされるわけです。就寝前にAVAから支給される明日の朝食(おにぎり2個・唐揚げ・バナナ・ウーロン茶)を取りに行く。
適当にパンに挟んで朝飯です。

えぞ菊セット。チップはテーブルに置いてくださいですって。ほぅ、ラーメン食うにもチップがいるんですかい。

代走会サイトが動いていることをチェック。
インターネットって本当に便利ですね。

支給された弁当。

3万人近い参加者でスタート地点は身動きできない状態です。

花火とともにスタート。みなさんすでになぜかランニングハイ状態なのはどうして。

ちなみにトイレに並んじゃうとこんな感じになってしまうのでタイムを気にする人は注意。

35km地点で3時間22分30秒。あと7kmをキロ5分で走れればサブ4だ。写真撮ってる場合じゃないぜ。でもこの後が地獄。ダイヤモンドヘッドの登りになるわけですよ。

ダイヤモンドヘッドを上って、さすがに疲れる40km地点。すでに時計は3時間55分31秒。つまり5kmに33分かかったわけで、キロ7分近くに落ちてしまいました。まあこんなもんでしょう。

12.8(日)大会当日
早くベットに入ってはみたもののあまりよく寝れずに午前1時には目が覚めてしまい起床。支給の朝食を食べてさらに買っておいたバナナ2本を食べて、ウエストポーチにアミノバイタルゼリーを入れて、給水所以外でも好きなときに飲めるようにと日本から持参した高橋尚子+高木ブー仕様のヴァームウォータのペットボトルを腰に付け、寒さよけに100円ショップで買った雨ガッパをはおって3時30分にホテルを出発。歩いてアラモアナショッピングセンター前のスタート地点へ移動。大勢のランナーがすでに集まっている。5時に花火とともに、始めはたらたらとウォームアップをかねてジョギングでゆっくりスタート。15分後身体が温まってきたのでやや速度を上げる。最初の給水ポイントからしっかり給水するようにいわれていたのでアミノバイタルをがぶがぶ飲む。ワイキキを駆け抜けてダイヤモンドヘッド前の最初のトイレへ。ここでトイレが混んでいてややタイムロス。後で考えると最初のトイレは混んでいるので次まで我慢した方が得でしたね。まあこのときはタイムなんてどうでも良かったんで気にしてなかったんですけどね。一応最初の10kmを予定通り1時間以内で走り、真っ暗なダイヤモンドヘッドの上り坂を駈け抜けて下りに入ると明るくなってくる。カハラに入るところでまたトイレ。やっぱアミノバイタル飲み過ぎだったかも。でもすべての給水所ごとにアミノバイタルをがぶがぶ飲む。カハラを抜けて長いハイウェイに入る。ハーフを越えたあたりで永井大を抜いて、タイムが2時間ちょっとだったので後半多少頑張れば3時間台が出せるかもと記録に対する欲がここで出てくる。しかも天気は曇りがちで気温低く(スタート時摂氏22度)、暑いと思っていた熱帯の太陽がささず絶好のマラソン日和だ。ハイウェイが終わったところで3回目のトイレ。ちょっと速度を上げて行くと30kmで3時間を切っていたので、残り12kmをキロ5分の時速12kmペースでいけばいいわけです。その速度は普段トレッドミルで練習している1時間連続して走れる速度なんで、ここで疲れが出る前にアミノバイタルゼリーでカロリーを補給しとけばサブ4達成かと思ったんですが、やはり最後のダイヤモンドヘッドの登りが結構苦しく、残り12kmに1時間16分かかってしまったわけです。まあこの辺は歩いてしまってる人や、足がだめになっちゃった人とか結構いたので、後で思えば初フルでとりあえず歩かないで完走できただけでも良しとしましょう。正式タイムは4時間6分10秒でした。ゴールラインを越えるとゼッケンに赤マジックでチェックされ首に貝でできたネックレスをかけてもらいます。シャワーが有り頭からおもいっきり浴びてカピオラニ公園中央で完走Tシャツと完走メダルを受け取りAVAのテントへ。この段階で時刻はまだ9時をちょっと過ぎたところですが、ここでまたおにぎり2個と豚汁、冷やし白玉などの給食。あったかいコーヒーを飲んで休憩。ここで本来初マラソンを完走した喜びとか達成感がひしひしと来るはずなのだが、なぜか楽しみが終わってしまった感じの喪失感というか祭りの後って気分です。完走Tシャツを着て、アミノバイタルをもらって歩いてホテルへ。アイシング代わりにプールでひと泳ぎしてプールサイドで休憩。お昼に腹がへりABCでロコ弁当とサラダを買って食べる。マラソンはとにかく腹がへりますな。夜ご飯はまた巨大Tボーンステーキ。足中にトクホンを貼ったり、ビニル袋にいれた氷を膝にあてたりしつつ午後9時には寝てしまいました。なにしろ朝1時から起きてるわけで、かつマラソン走ってるわけですから相当な疲労なわけです。特に左足のももあげに使う内またの筋肉がまったく機能しないほどの疲労でした。寝ながらストレッチする。
以下私の公式記録内容です。
Results for 26,477 Official Finishers
Fumiaki Kikuchi #18187 of Nerima-Ku JAPAN
10K: 00:58:39
Half Marathon: 02:00:09
30K: 02:50:06
Gun Time: 04:09:13
Finish Time: 04:06:10
Place Overall: 2927
by Gender: 2397 Men
by Division: 328 (age 40)
ゴール後のシャワー。気持ちいいです。

中央のテントで完走Tシャツと記念メダルをもらうのを忘れないようにしましょう。って普通忘れないよ。

ABCで3ドルで売っているアミノバイタルがタダで配られている。なんか国内製品とは味が違う気がした。

パネルにトップ選手のタイムが表示されている。

AVAのテント入口。ランナーを拍手でお出迎えしてくれるんですけど、なんかちょっと恥ずかしいぞ。照れるぜ。やめてよ。へへへ。

ホテルに帰ってABCのロコ弁当。赤いウインナーが懐かしい。マラソンは本当に腹が減るわい。

牛肉をいったい何キロ食ったんだろう。手前にあるのは100円玉です。


アラモアナ公園の走路。右側通行です。

ほとんど人がいないアラモアナビーチ。ワイキキよりのんびりできます。やっぱハワイはいいよねーって思ってしまうわけですよ。

お昼のハンバーガとポテトとコーラ。
やたらでかいのに安いぞ。日本はデフレとか言ってるがまだまだお高いんじゃないでしょうか?

12.9(月)完全休息日
昨夜早く寝たので、日の出前にまた起きてしまう。もっと若かったらきっと昼頃まで爆睡してるんでしょうがね。マラソンを走った次の日もジョギングはしようと決めていたので、外が明るくなってからアラモアナ公園へジョギングに行く。それにしても足の上がらない状態の筋肉でジョギングするのはとても痛い。最初はなんとか走ってる風にできたのだが、マジックアイランドの突端に近くなるころには筋肉が痛くてギブアップである。無理せずウォーキングに切り替える。朝のアラモアナ公園は沢山の日系人のお年寄りがウォーキングをしている。まるで光ケ丘公園と同じだ。ただしゃべっているのが英語で景色が南の島ってだけの違いですな。そこへ昨日のマラソンで1位から3位まで独占したケニアの選手団がランニングしていきました。軽く流してるんでしょうがさすが速いです。私は痛い足を引きずってやっとの思いでホテルへ帰り朝食。自販機の新聞(50セント)に昨日のマラソンで完走後ゴールラインで倒れて亡くなった人がいたとの記事を読む。私は足痛いですが生きています。よかったです。朝食後またアラモアナビーチへ。午前中いっぱいただ寝転がって過ごす。昼はハンバーガ屋さんでハンバーガとポテトにダイエットコーク(全部で2ドルしない安さ!)。なんか足りないのでさらにまたえぞ菊でみそラーメン食う。なにもハワイまできてラーメン食わないでも良いじゃんとお思いでしょうが、好きなんだから良いじゃありませんか。DFS4Fでメールチェック。完走した旨をメールしておく。午後3時に完走証を受け取り完走者の全員の名前の載っている新聞を5ドルで購入。一晩で完走証や新聞を用意するわけだから大変ですよね。最後なんで夜は近くにあったレッドロブスター(日本のやつとは別物ですね)でディナー。量が多くて食い過ぎです。腹いっぱいでした。アメリカ人の4人に3人が肥満だってことの理由は、単純に食い過ぎってことですよね。夜寝る前にABCでお土産を買って荷造りし23時に睡眠。
完走者全員の名前の載った新聞。
御苦労さまです。

レッドロブスターの巨大スコーン。一人に3個付いてくるが、そんなに食えないってば。

照焼きサーモンにパパイヤのサルサソースがかかったメインディッシュ。ブロッコリとニンジンの山盛り添えです。

帰りはJALWAYSのリゾッチャ仕様。

帰りもビジネスクラスで飛行機の最先端部の座席でした。こんな前の方の席には絶対自腹じゃ乗らない、というか乗れませんなあ。
12.10(火)帰国日
ハワイ旅行の帰国日の朝は早いんです。11時30分の飛行機でも朝4時30分に起こされます。5時30分に近所のスタバが開店するはずなので行ってみると「店長が寝坊してて店あきません」とのことで隣のマクドナルドの薄いコーヒーで我慢。日本では定時に開かない店など考えられませんが、ハワイでは普通なんでしょうかね。ABC は6時30分にちゃんと開店したので飛行機の中で飲む水とガムを買って帰路へ。帰りもビジネスクラス、しかもリゾッチャ。ナイキジャパンさんには本当に感謝いたします。来年もまた招待してくださいね(無理だよ)。
日付変更線を越えて快適な8時間のフライト後無事成田に到着。12月11日の午後2時45分にサンエイパーキングの営業部長(駐車場社長の奥様か、ってしつこいよ)が車を持ってきてくれて高速にのって帰る。
以上ナイキさんの御招待による、2002年ホノルルマラソン初参加レポートでした。
完走者新聞の裏表紙。はい、I did it だす。