なにせ21世紀ですからね。20世紀とは違うわけですな。何がって女子のマラソンなんか突然速くなっちゃいましたからね。20世紀だったらラドクリフ選手のフォームなんて許されないですよね。首振り機関車って感じでね。まあそういう事じゃなくって、マラソンはそこそこ完走したものの、トップクラスのランナーのタイムに比べたら私なんかダブルスコアみたいな記録な訳で、でも、どう頑張ったって3時間はきれんよなあと思っているし、それでも今度走るときは、もうちょっとタイム良くしたい。ゆっくり走れば速くなるって自分にいいきかせてたらたらと走っていても、本当はもっといい練習方法があるんではなかろうか、なんて思う時この本はいいかも。

サブ4まではとにかくLSDだけで充分いけるんですが、そこまでを初級とした場合、さらに3時間30分を切ってサブ3を狙っていこうとするとやはりある程度のスピード（キロ4分〜5分）をキープしてずーっと走り続けられる持久力が必要になってくるわけですな。で、そういう力をつけるためにはどういう練習をすればいいのか等書かれております。ですから結構中級〜上級ランナー向けの本ですね。
また、期分けという練習計画の立て方など、例えば12月のホノルルを焦点にして手前６ヵ月をどう振り分けてどんな練習するか等考える時の参考になりますな。ただ、私の場合自分に甘いんで、絶対に3時間切ろうと思わない事にしております。せいぜい3時間30分を切るぐらいで許しておいてやろうと思っておりますから結構気楽ですけどね。1回マラソン経験してから読むと良い本ですね。