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No.1096

2004.9.16

書籍

一日一食断食減量道
加藤 寛一郎 著

講談社プラスアルファ新書

購入先:ブックオフ代々木駅北口店

300円

減量一直線!

マハロ菊池

よい子はまねしないで、ちゃんと食べてね。
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健康のためには3食しっかりバランスを考えて食べましょうとよく言われるわけですが、現実的には3食しっかり食べると太ります。なんで私なんぞも走ったりしてるわけですが、それでも太ってしまうんです。で、2食健康法とかも読んでみたりしてたのですが、遂に1日1食でどうよ!っていう本に遭遇。

著者は東大工学部を卒業し1996年に東大名誉教授、1996年から5年間、日本学術振興会理事も務めた工学博士で、剣道初段、空手4段、、、というか私の記憶が確かであれば、1985年の日航ジャンボ機墜落事故でダッチロールの説明をしていた背の高い方のおじさんだというと分かりやすいかも。小さいほうの方(青木さんでしたっけ)はたしか亡くなって、そっくりな息子さんが後を引き継いで航空関連の事故が起こると解説に出てきますよね。近ごろ御無沙汰ですけど、飛行機が落ちてないってことだから良いことでしょうかね。

で、著者がいうには太ってるっていうことは食べ過ぎてるわけだから、食べなければ痩せるってわけです。そりゃそうだ。まさに正論ですね。さすが工学博士、言うことが違うなあ。1日1食で我慢すれば胃も小さくなって痩せますよっていう本です。当たり前すぎる正攻法、上段の構えから面で一本、入っちゃった!て感じでありますね。しかし、この手の減量をすると筋肉量も減り必ずリバウンドしやすい身体になるので常にダイエットをし続ける必要もあり、一生ダイエットし続けるわけですから、これこそまさに減量道の極みですね。著者は減量中は世の中が光り輝いて見えるそうです。ついでに天井も曲がって見えるそうです。味覚も研ぎ澄まされ、デパ地下の試食が鍛練になるそうです。ただし日本橋三越に限るそうです。

内容は結構面白いです。著者は減量するだけでなく武道やウォーキング、ジョギングも平行して行なっているのでまだ安全ですが、運動抜きで素直に実践すると拒食症というか摂食障害を起こしかねないような内容だと思いますが、ふーんこういう人もいるのかぁなんて思いながら読めて、笑えるほど面白かったので御紹介させていただきました。


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