走っても疲れないという人がいたら会ってみたいですけど、普通はマラソンを走ると疲れます。で、疲れるのは乳酸がたまるからだと思っておりました。乳酸をなるべく貯めないためには有酸素運動域で脂肪を燃やしていればよいと考えていました。でもどうやらそうとばかりも言えないというお話の本であります。

というか、最新の研究では、乳酸は疲労物質ではないということになってきているようです。つまり耐乳酸性を高めるトレーニングなんていう言い方は変な話ってことになってしまいますね。2002年にこのサイトを始めたときは、運動は有酸素運動域で脂肪を燃やすのが良く、無酸素運動で乳酸を作ると酸性になって筋肉に悪いという情報が多くありましたが、運動関係の常識ってどんどん変わっていくんですなあ。

また、低インシュリンダイエットやマフェトン理論関係の本等で炭水化物、つまり糖の摂取を制限したほうが良いという話もありましたが、この先生の研究によれば、日本人は糖を多く摂取する食生活なのだから、運動のエネルギーとして最も重要なのは糖なのだし、脂肪で運動するときにも糖は使われているわけだから、糖代謝を高めることが重要だということのようです。

まあ、要するに食べたら走れってことですよね。
まったくブックオフにはちょくちょく寄るんですけど、私が喜びそうな本が105円で売ってるんで本当にありがたいですよね。別に本を読んだだけでは速く走れるようにはならないんですけど、ついつい読んでしまいますなあ。それにしても、ブックオフって独特のオタク臭というか、何日もお風呂入ってませんっていう感じの臭いがしますよね。あれって消臭できないものでしょうかね。