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No.1141

2005.8.22

書籍

ランニング・スタイル

株式会社エイ出版社

http://www.ei-publishing.co.jp

購入先:

1200円+税

おしゃれで楽しいランニングスタイルであります

マハロ菊池

次号は2005年10月初旬発売予定だそうです。
楽しみがひとつ増えましたよ。
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世の中のマーケティングってどんどん細分化していて、例えばランナーだけ考えても、男性か女性か、若いかおやじか、速いか遅いか、ビギナーかベテランかで、見た目も違いますが、欲しい情報も全然違うはずですよね。で、シティランナーという学研のランニング雑誌が1983年に創刊して1999年に廃刊後は月刊誌ではランナーズ(1975年創刊)しかない状態だったみたいですが、クリールが2002年に陸上競技マガジンの別冊として創刊。
http://www.sportsclick.jp/column/01/
上記ウェブページによれば「既存のランニング雑誌にはない、ファッショナブルでスマートな雑誌」という、つまりランナーズにはない「ファショナブル」さと「スマート」さを求める読者を対象に編集しているわけですね。

かたや、ランナーズでも2005年8月号120ページの「走る仲間の広場」という読者投稿欄において、「なんかランニングってダサい」と会社の後輩に指摘されてしまった28歳の読者より、「ランナーズさん、ランニングが『おしゃれで楽しい』スポーツだと、もっと若い人にアピールしてくれませんか?」という投書を掲載しているあたり、現在の市民ランナーを取り巻くキーワードは、
「おしゃれ」「楽しい」というあたりにありそうですね。

で、そういう処にきて、多少高くても個性的な1台を求めたくなるような人しか絶対買わない「折畳み自転車の本」や、ポパイを卒業したハワイ好きなら好みそうな「ライトニング」、ハーレー専門のバイク雑誌や「世田谷ライフ」「湘南スタイル」「田園都市生活」など、読者層を思いっきり絞り込んだ、ディープでマニアックな編集が得意なエイ出版社から「ランニング・スタイル」というムックが発売になりました。

「走るって、こんなに気持ちよかった!」というキャッチが背にも入っているので、対象はビギナーに振っているようですが、お得意のカタログ雑誌的な商品紹介レイアウトや、内山先生のホノマラ完走Tシャツ図鑑。付録にDVDがついているので、ついつい買ってしまいますね。ヒマなときにパラパラと見てると物欲が湧いてしまうのが難点であります。


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