コンセプトが「ハダシ　デ　キタエロ」で話題のナイキフリー5.0
素足で芝生や砂浜の上を走るトレーニングが走力アップにつながるとの理由から、素足感覚のシューズで日頃過保護になっている足を鍛えるのが、この靴らしい。なんでも、素足の状態をゼロとし、従来のシューズを履いた状態を10とし、その中間という意味が5.0だそうです。（ちなみに当製品には4.5というインソールも付属しています。）

私の住む田舎でも夏場ごろからスポーツ店のランニングシューズ売り場に専用コーナーが設けられていて、“奇抜なデザインとハデな色使い。しかもトレーニング専用で\１２，０００。これはおじさんランナーの道楽としてはとても買えないな” と思っていましたが、その時からなんとなくこの“怪しげな靴”が気にはなっていたのですが、このたび、ひょんなことからこの“超高級道楽靴”が手に入りましたのでレポートします。

さっそく箱を空け、靴に紐を通しながら、説明書見るとトレーニングメニューが記載されており、最初の１〜２週間は「家の周りでのぶらぶら歩きをするとかして足に馴染ませよ」と書いてあります。（なんで「家の周り」でなくてはならないのかよくわからんが？）さらに８週間後には、「大丈夫だと思えない場合は、長距離のランニングは避けます」などと恐ろしい言葉が・・・やはり怪しい靴だったか・・・

足を入れ歩いてみると、お風呂洗いの時に履くあのゴム靴のようで、歩くたびに「グジュ・グジュ」する感触で、少し気持ち悪い感じです。
説明書のオキテを破り、さっそくトレッドミルで毎時８ｋｍ〜１０ｋｍで軽く走ってみると、最初は靴のインナー中央部の“土踏まず”にあたるところが高く、少し違和感がありましたが、説明書で言う足慣らしが何週間も必要だとは感じず、そのまま１時間ほど走ってしまいました。翌日も同様１時間ほど走って・・・で、“期待した筋肉の張り”が今か今かと期待しましたが、これが全然あらわれず拍子抜けしてしまいました。

「ん〜そうか、さては今までのオレ流のトレーニング方式は間違っていなかったということか。フム。さすがナイキだ、オレの鍛錬内容のすばらしさを見抜くとはハッハッハッ」

と私もそれほどノー天気でないのですが、これはたぶんトレッドミルなので、“蹴る動き”が少ないから、この靴本来の機能を使っていなかったかもしれないと今思います。近いうちに屋外で走ってみて“期待した筋肉の張り”が出現したらもう一度レポートします。

中途半端な紹介とインプレでスイマセンでした。